2010年03月

国絵図の村形は、印が押されてから彩色が施され、墨線で仕上げられていることが、これまでの調査でわかっています。


 


しかし、実際の国絵図制作で使用された村形の印が現存していないので、文献などの資料から推察することしかできません。


 


文献にも銅印や木印など様々に記載されていますが、今回は鍛金作家の川地あや香さんに押し印を制作していただきました。


 


 


kawachi.02.jpg土台の鉄を糸のこで切り出し


kawachi.05.jpg


 


 


kawachi.06.jpg枠と土台をロウ付けする


 


 


kawachi.07.jpg穴をあけて柄を通し、ロウ付けし、木の持ち手をつける。


 


川地あや香さんはホームページをお持ちです。詳しいプロフィールや活動はこちらをご覧ください。


 


 


 


 


本日午後、東京大学において国絵図復元のための制作手順の最終検討会が行われました。


 


これまでに行った作業の報告とサンプルの紹介、また、今後復元制作を進める上での問題点などが話し合われ、参加者の方から貴重な情報やご意見をいただくことが出来ました。


 


ありがとうございました。


 


P3091647_のコピー.jpg


 


いただいた情報やご意見を参考にして、今後の復元制作を進めてまいります。


 


また、検討会はこれで最終ですが、このブログでも随時ご意見や情報を頂戴できたらと思います。


 


検討会で配布したブログの参加手順をふまなくても、各記事へのコメントはどなたでも可能です。


 


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復元制作の励みにもなりますので、是非、ご意見・情報・ご感想などをお気軽にコメントしてください。


 


 


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